1.底地・借地権の土地問題
■買取りになったケースの例
都内の地主である〇〇さんが亡くなられ、その3人のご子息は、 都内に所有していた底地(410坪)を、 3者で相続することになりました。しかし、この底地の相続をめぐり、様々な問題が明らかなになりました。
- この土地問題のポイント!
- ・土地本体の価格と比べて、地代が安くなってしまっている。
- ・測量がうまくとることができない。
- ・相続により3名の共有となり、管理が困難である。
■管理になったケースの例
埼玉県在中の〇〇さんは、遺産相続により江東区の底地を受け継ぎました。しかし、その底地は様々な問題を抱えていました。
先祖代々から引き継いだものなので売却はしたくないが、資産活用したいと思っても、地主業を経験したことがないため、ノウハウがなく困っていました。
- この土地問題のポイント!
- ・契約期間が過ぎているのに更新料をもらっていない。
- ・毎月きちんと地代を支払ってくれない借地人さんがいる。
- ・借地人さんとは、お互い代替わりしてから付き合いがない。
■業務委託になったケースの例
〇〇さんは東京都にに1,000坪の土地を持つ大地主です。
土地は、700坪は底地。残り300坪は駐車場として賃貸中でした。
高齢になったので、資産整理をしようとしたところ、それまで気づかなかった問題点が出てきました。
土地の処分をしたいが、売却することができず困っていました。
- この土地問題のポイント!
- ・権利関係が複雑。
- ・公図と現地の状況が異なる。
- ・借地人と契約書を取り交わしておらず、契約内容が不明確。